今回は、次男の気になる同級生の話をしていきます。
次男の同級生
その子は、小学校低学年の時に転校して来ました。クラスは違いましたが、自己中心的で乱暴なところがあるので、次男は苦手だったようです。でも、他にもそんな性格の子はいるので、たいして気にとめていませんでした。
中学生になると、足が速くて、見た目がカッコ良く、モテそうな感じの子に成長していました。次男とは、クラスは違いましたが、部活動は一緒でした。
部活動では、足が速いのでリレーの選手に選ばれて活躍していました。ただし、ふざける性格で先生からよく怒られたり、先輩の言うことをあまり聞かないのが気になるところでした。
2年生になると、その子と初めて一緒のクラスになりました。次男は、小さい頃から仲良しの子が一緒のクラスにいたので、部活は一緒ですが遊ぶグループは違っていました。一見問題なく過ごしていましたが、1学期の終わり頃に事件が起きました。
事件が起こる
部活の始まる前の着替えの時に、その子が同級生の子を殴ったのです。理由は、遊びに行くのに誘われなかったことでした。殴られた子は、鼻血が出ましたが、トイレできれいにして、その日は何事もなく部活を続けたそうです。
その様子を見ていた人がいて、次の日に事件が発覚しました。そこで、部活の顧問の先生が皆んなを呼び出し事情を聞きました。すると、他の子達も叩かれたり、ヘッドロックをされていたという事が、いろいろと出てきました。「それぐらいは、男の子だしあることだろうな」と思って、次男の話を聞いていました。
私が驚いたのは、駅のホームからふざけて、友達を線路に突き落としたことでした。都心とは違って電車の本数は少ないですが、もし万が一電車が来たらアウトです。ふざけていたでは、済まされません。「中学生にもなって、そんな分別もつかないのか」と愕然としました。そんなことを友達にしておいて、自分が誘われないと友達を殴ったことも理解できませんでした。
それが、クラスの皆んなの知るところとなり、冷たい対応をされるようになりました。それで、不登校になってしまったのです。
あの子が心配
学校に来なくなったので、今まで被害にあっていた生徒たちは、ホッとしたというのが実情です。ただ「このまま、あの子が成長したら、どうなるんだろう」と心配に思います。
本人を責めるよりも「何が原因でそういうことをするようになってしまったのか?」を考えなければいけません。また、あの子は「どうやったら、自分の気持ちをコントロールして、他人を傷つけずにうまくやっていけるのか?」学ばないといけないと思います。
中学生は難しい時期です。親よりも体が大きくなって力も強くなります。自分のことに置き換えて、子供がそうなった時にどう対処したら良いかと考えてしまいます。
子育てに悩んだら?
私だったら、まず児童センターや専門の知識のある方に相談してみると思います。そして、今までの子育てを反省して、見直すことからはじめるでしょう。
小さいお子さんのいる方は、子供が大きくなって困らないように、小さいうちからよくコミュニケーションを取って、子供を認めてあげる事が大事だと思います。中には、親の対応に問題がなくても育てにくい性格の子もいます。
私の友人のお子さんの話ですが、「育てにくい子だなと思っていたら障害があった」という事もあります。今は、対処法が確立されてきていますので、早いうちからわかると、その子にあった対応を幼稚園や小学校でもしてくれます。成長とともにそういった特性も気にならなくなる場合もあるようですので、早く見つけてあげる事が大事です。
最後に
子育ては、大変でいろいろと悩みは尽きないものです。自分で行き詰まってしまったら、専門家の力を借りることも考えてみてください。
- 作者:森田 直樹
- 出版社/メーカー: リーブル出版(高知)
- 発売日: 2011/08/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
おまけ
今日ココです。ゴロゴロしてますね?