群ようこさんの猫エッセイとおすすめ本をご紹介します!
今日は、私の好きな作家「群ようこさん」の本をご紹介します。
群ようこさんの作品は、ユニークな視点や感覚で書かれたおもしろい本がたくさんあります。
今回は、群さんの本との出会いと猫が登場する作品を中心に取り上げていきたいと思います。
群ようこさんの本との出逢い
私が、群ようこさんの本と初めて出逢ったのは、友人から「アメリカ恥かき一人旅」という本を借りたことがきっかけでした(のちに「アメリカ居座り一人旅」として角川文庫から出版されています)。
もうずいぶん前のことなので、この本の内容をはっきりとは覚えていません。
確か「一念発起してアメリカに行ってはみたけれども、いろいろなトラブルにみまわれて、たいした成果もなく帰って来てしまった。」という話だったと記憶しています。
初めて読んだ時、とてもユニークな話だなと思いました。
Amazonで検索してみると電子書籍になっていたので、ついつい買ってしまいました。また久しぶりに読んでみようと思っています。
群ようこさんの略歴
群ようこさんは、1954年東京生まれです。日本大学芸術学部卒業後に、いくつかの仕事を経たのちに椎名誠さんの「本の雑誌社」で事務員として働いていました。
その間に知人の勧めで、本の雑誌にエッセイを書いたのがきっかで作家になった方です。
猫のエッセイ本をご紹介
数日前に図書館で、群さんの本を2冊借りてきました。「ビーの話」と「おやじネコは縞模様」です。どちらも猫エッセイです。
ビーの話
この本には、群さんのマンションのお隣に住んでいるお友達の猫が出てきます。猫種はトンキニーズで、ビーという名前です。
私は、トンキニーズを知らなかったのですが、この本では、シャム猫の顔を丸くした感じだと書いてありました。
ビーは、ベランダの仕切りの隙間から群さん宅にやって来る自由な猫です。こちらでは、主にビーと群さんとの交流が描かれています。
おやじネコは縞模様
この作品には、外ネコ(野良猫)のしまちゃんが出てきます。しまちゃんは、ご近所の10軒ぐらいのお宅で、別々の名前を付けられて、可愛がられていたという猫です。
群さん宅のベランダに現れて、いつもご飯をもらうのですが、けっこうグルメな猫です。
こちらには、さきほど紹介したビーちゃんも出てきますので、合わせて読んでみるといっそう楽しめます。
それでは、猫が出てくるおすすめの小説を2つご紹介します。
パンとスープとネコ日和
この本は、長編シリーズで全5冊あります。
内容は、母を亡くした主人公アキコが出版社を辞めて、母の食堂を改装オープンさせます。メニューは、こだわりの食材で作るサンドイッチ、スープ、サラダのみ。
はじめはひとりでしたが、しまちゃんという体育会系の女性がお店を手伝ってくれます。そんなアキコのもとにネコのたろがやって来て…。
ここでは、泣いたり笑ったりの愛おしい日々が描かれています。
この本を読むと、優しい気持ちになれますのでおすすめです。
この本はドラマ化されています。主演は小林聡美さんです。
このドラマが大好きで、繰り返し何度も見ています。みなさんも是非見てください。
今なら、Amazonプライムで30日間無料でみることができます。
かもめ食堂
「かもめ食堂」の原作はまだ読んでいませんが、映画がプライムビデオになっていたので、そちらで見ました。
この映画の冒頭には、猫が出てきます。本編にちょいちょい猫が出てくるので、「群さんは、やっぱり猫好きなんだな〜。」と思いました。
映画の内容は、フィンランドのヘルシンキに「かもめ食堂」というお店がオープンしたところから始まります。
そのお店は、日本人のサチエさんが店主で、おにぎりをはじめとした日本の家庭料理をメインにしています。
はじめは、全くお客さんが来ないのですが、だんだんとお店の良さをわかってくれる人が増えて、繁盛していくというお話です。
こちらも主演は小林聡美さんです。脇には片桐はいりさん、もたいまさこさんという個性派ぞろいです。それだけでも、おもしろそうなのですが、お店のおしゃれな佇まいや北欧のゆったりとした雰囲気がとても素敵です。
ほっこりとしたエピソードがいくつかあって、見てると心が温かくなります。
群さんの作品は、見た後に嫌な気持ちにならないので安心して見られます。
これが、手(前足)か足(後足)のどちらかわかりますか?

これを見れば、だいたいわかりますよね。

こっちに顔があるので、正解は後足でした!

皆さん、正解しましたか?