猫の防災 必要な物&やっておくこと
災害は、いつおこるかわかりません。実際に、災害がおきたら、どうすればいいのでしょうか?
今回は、災害がおきたときの備えについて、考えていきたいと思います。
その前に1冊の本をご紹介します。
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災害がおきたらどうすればいいのか?
まず、災害がおきた時に、どう行動すればいいのか考えていきたいと思います。
在宅中に災害にあった場合と、外出している時とでは対処が違います。それでは、それぞれのケースについてみていきましょう。
自宅にいる場合
まずは、自分の身を守ることが先決です。
揺れが収まったら、情報を集めて、必要があれば避難します。避難する場合は、通電火災を防ぐためにブレーカーを切っておきましょう。
不在の場合
ペットだけになりますので、安全に身を隠せる場所を前もって、準備しておく必要があります。帰宅が困難になるケースも考えて、普段からフードや水を多めに用意しておいてください。
災害に備えて準備すること
それでは、災害に備えて準備することをご紹介します。
- 家具、キャットタワーやケージ等を固定しておく
- 家具の向きや配置を見直す
- 窓ガラスが飛び散らないようにフィルムをはっておく
- 食料・飲み物・生活に必要な物を備蓄しておく
家具、キャットタワーやケージ等を固定しておく
地震による家具の転倒を防ぐために、家具やキャットタワー、ケージなどを固定しておきましょう。
これは、我が家の食器棚です。
こちらは、壁に穴を開けずに貼るだけで、家具の固定ができます。
これは、耐震ジェルマットです。我が家では、キャットタワーの下に貼り付けています。
家具の向きや配置を見直す
家具は、地震がおきた時に倒れる位置を考えて配置します。そうすることで、被害を少なくすることができます。
壁を背にして置いた家具は、前方に倒れます。寝室の場合は、そこを考えてベッドの位置を配置しましょう。また、家具が倒れて出入り口を塞がれることがないように、出入り口付近には置かないようにしましょう。
窓ガラスが飛び散らないようにフィルムをはっておく
窓ガラスが、割れてガラスの破片が飛び散らないようにフィルムをはっておきましょう。
我が家では、こちらを寝室の窓に貼っています。
食料・飲み物・生活に必要な物を備蓄しておく
食料や飲み物、日用品などを備蓄しておきましょう。
備蓄品を用意する時は、ローリングストック法を習慣化するのがお勧めです。
まずは、備蓄品を4日分(12食×家族人数)用意します(缶詰やレトルト食品、アルファ米、バランス栄養食、飲料水など)。それを毎月1食分ずつ食べるようにして、食べた分を買い足していきます。そうすると、1年で用意した備蓄品が入れ替わるので、賞味期限切れを防ぐことができます。
猫の備蓄用フードも同様に準備しましょう。
アルファ米、おすすめです!
アルファ米は、熱湯や水を注ぐだけで簡単にご飯ができあがります。保存期間は5年と長く、非常用袋に入れておけば、いざという時に役立ちます。
いろいろな種類がありますので、ぜひご覧下さい。
避難するために準備しておくこと
避難する為に、普段から準備しておくことをご紹介します。
- 避難場所を確認しておく
- リードやハーネスを準備する
- ワクチン接種やノミ、ダニ、寄生虫の予防薬を投与しておく
- 去勢、避妊手術をしておく
- ケージやキャリーに馴らしておく
- 持ち出し袋を準備する
避難場所を確認しておく
避難する時に困らないように、事前に自治体のホームページ等で避難場所を調べておきましょう。
その時にペットを受け入れてくれるかどうか確認しておきます。もし、受け入れてくれない場合は、前もってどうするか考えておく必要があります。
避難場所がペットNGだった時の備え
避難場所がペットNGだった場合は、
- 車が無事な場合は、車で寝泊まりする(エコノミー症候群や夏の暑さ、冬の寒さ対策が必要)
- 親せきや友人宅が無事だったら、ケージに入れて預かってもらう
- 動物病院で預かってくれる場合もあるので、問い合わせてみる
以上のような対策が考えられます。
我が家では、車で生活するか親戚に預けるのが現実的です。
リードやハーネスを準備する
避難所などの慣れない場所では、愛猫が逃げてしまう恐れがあります。リードやハーネスを準備して、嫌がらないように普段から馴らしておく必要があります。
愛猫は、ハーネスを付けると嫌がるので、困っています。そうならない為にも、小さいころから付ける練習をした方が良いですよ。
ワクチン接種やノミ、ダニ、寄生虫の予防薬を投与しておく
普段と違う環境におかれると、免疫力が下がって病気になりやすくなります。
予防接種をすることで防げる病気もありますので、定期的にワクチン接種をしておきましょう。あわせてノミ、ダニ、寄生虫の予防薬も投与しましょう。
去勢、避妊手術をしておく
避難場所には、他にも猫が避難している場合がありますので、去勢・避妊手術をしておいた方がいいと思います。
手術をすることで防げる病気やオスの場合は、スプレー行動をしなくなる場合もあります。
猫の去勢・避妊手術に関するブログは、こちらをご覧ください。

ケージやキャリーにならしておく
避難先では、ケージやキャリーの中で過ごすことになるため、日ごろから嫌がらないように馴らしておきましょう。
我が家では、リビングにいつもキャリーバッグを置いてます。こうしておくことで、病院に連れて行く時もスムーズに中に入ってくれます。
これは、リュックタイプのキャリーです。避難する時に背負って移動できます。
このように広げることもできます。
普段から、この中でお昼寝したりしています。
持ち出し袋を準備する
避難する時にすぐに持ち出せるように、リュックに必要な物を準備しておきましょう。
持ち出し袋(人用)
- 衣類(防寒になるものや下着類、カッパなど)
- 軍手
- 飲料水
- 食料品(バランス栄養食、缶詰、チョコレート、かんぱんなど)
- ポケットティッシュ
- 救急セット
- ラジオ、懐中電灯、携帯の充電器
- 電池
- 生理用品
- お金、保険証のコピー
※ちょうどいいリュックがない場合は、こんなおしゃれな見た目の持ち出し袋もありますよ。
持ち出し袋(猫用)
- フード、水(1週間分)
- ペットシーツ、ねこ砂(1週間分)
- ポータブルトイレ
- 毛布やバスタオルなど
- オモチャ
- 保冷剤・カイロ
必要なものをあげるときりがありませんが、重過ぎると避難の妨げになります。優先順位をつけて、持ち出し袋に入れていくことが大事です。
終わりに
今回は、ペットを飼っている人が震災にあったら、どうすればいいのか考えてきました。
災害に備えて、普段から準備しておくことがたくさんありましたね。
我が家では、まだできていないことがたくさんありました。
いつ災害にあうかわかりませんが、今からやっておけば安心できますね。
(参考文献)
- 『ねことわたしの防災ハンドブック』(ねこと防災を考える会・著)
- 『保存版 猫のための防災マニュアル』(猫壱のKindle本)