猫の居場所で、気持ちがわかる!
皆さんの愛猫は、いつも何処にいて、どんな場所が好きですか?猫の気持ちは、居場所に表れているようです。今回は、猫の居場所とその時の気持ちについて、ご紹介したいと思います。
猫の居場所とその時の気持ち
猫は警戒心が強いので、安心できる居場所を見つけて、そこにいることが多いです。それでは、愛猫がいる場所を紹介しながら、その時の気持ちについて考えていきたいと思います。
窓側など外が見える場所にいるとき
ココは、外を見るのが大好きです。

いろいろと場所を変えながら、よく外を見ています。

猫が外を見ている時の気持ちは、「ワクワク、ドキドキ」しています。
うちのココは家猫なので、外に出たことがありません。外にいる鳥を見つけた時に「キャキャキャッ」のような不思議な鳴き声をあげて、興奮しているときがあります。
「外に出て獲物を捕まえたい!」そんな気持ちが、表れているのかもしれないですね。
毛布など柔らかい場所にいるとき
「ココがいないなぁ」と思って探していると、毛布やお布団などの柔らかくてふかふかした場所にいることがよくあります。

この場所では、ふみふみしながら、ゴロゴロと喉をならしていることが多いです。猫が柔らかい場所にいるときは、赤ちゃん返りをして、母猫に甘えているような気持ちです。
このゴロゴロ音には、「子猫が母猫に満足を伝えるサイン」や「要求」の意味があるそうです。要求のゴロゴロは、人間の赤ちゃんの泣き声と同等の周波数です。それを聞くと私たちは、すぐに要求を聞いてあげたくなるそうです。ゴロゴロには、そんな意味があったんですね。
狭い場所にいるとき
これは、テレビボードの後ろから入り込んだココの様子です。一見、閉じ込められているように見えますよね。

でも、出してあげても毎回入るので、この中がお気に入りなんでしょうね。

野生の猫は、木のウロや岩穴などを寝る場所や隠れ家にしていました。その為、せまい場所にいると、安心感があって心地いいのです。
だから、狭い場所に入りたがるんですね〜。
暗くて狭い場所にいるとき
これは、洗面台の下に入って身をひそめて、隠れている様子です。

この時は、「誰にも気づかれたくない、ひとりでいたい」という気持ちの表れです。
他には、隠れて獲物を狙っている場合もあります。
おまけ
ソファーが膨らんでいますが、この中にココがいるようです。

カバーをめくるとやっぱりいました。

たまにいないと思ったら、中に入ってる時があるんですよね。
いなくなったのかと思って焦ってしまいますね。
高い場所にいるとき
これはケージの上から、眺めているココの様子です。
猫は高い場所が大好きです。「何でそこに登ったの?」なんてこともよくあります。
野生の猫は木の上にいることで、敵に見つからないようにしたり、情報を得たりしていました。猫にとって高い場所は、敵に見つかりにくい安全な場所です。
だから、高いところにいるときは、「安全な場所から情報をキャッチしたい」または「ライバルよりも上にいたい」そんな気持ちが表れています。
飼い主の側にいる時
これは、主人の側で気持ち良さそうにしているココの様子です。

この時の猫の気持ちは、飼い主に対して親しみと愛情に満ちています。
飼い主の足にすりすりしてくる時は、自分のにおいを付けて安心したり、おねだりしたい時です。足にすりすりされると、ついついおやつをあげたくなってしまいますね。
終わりに
今回は、愛猫の好きな居場所とその時の気持ちについて、ご紹介してきました。猫は犬と違って、何を考えているのかわからない、気持ちが分かりづらい動物と言われています。
猫の気持ちは、居場所を見ることで推測できます。これは、愛猫を理解したり、コミュニケーションをとるのに役立ちます。
愛猫がいる場所に、気をつけてみてください。何か新しい発見が、あるかもしれないですよ。
参考にした本
- 『ねこのきもち11月号』(Benesse)
- 『ねこほん 猫のほんねがわかる本』(マンガ卵山玉子✖️監修今泉忠明 西東社)